グルメレビュー:三幸@国立

三幸
 
彼女が「国立にある油そば発祥の店で油そばを食べてみたい!」というので、三幸という居酒屋に行くことに。

 どうやら油そばの発祥には諸説あるみたいですが、その一つに国立の一橋大学の近くに1952年に創業したこの三幸が1950年代後半頃から酒の肴として提供し始めた、という説があるらしい。

 
国立駅からまっすぐに伸びる大学通りに生えている綺麗な夜桜を堪能してから、三幸に着いたのは20:40頃。お店の外観は、よく言えば伝統を感じるといった具合になるのだろうが、正直な感想はボロいけど大丈夫かこれ・・・というもの
 
それでも僕たちが入店した時は、まだ1人も客がいなかったが、その後すぐに立て続けにお客さんが入り、12人程度入る狭い店内は相席をしなければならないほど混んでいた。地元のお客さんがふらっと立ち寄って飲み食いするのにはいいのかもしれない。
 
彼女はメニューを予習してきたようで、一番高い納豆卵油そば(980円)を即座に頼み、僕はカワピー(鶏皮とピーマンの炒め物・500円)を注文した。
 
カワピー
納豆卵油そば
 
結論から言えば、カワピーはピーマンが肉の油やらなんやらを吸っていて美味しかったが、肝心の油そばに関してはいたってフツーのお味。
 
まずくもなく、美味しいこともない油そば。この味を求めてわざわざ国立にまで足を運ぶことはまずないだろう。国立に住んでいない人たちにとっては、僕の彼女みたいに「油そば発祥のお店の味はどんなのか知りたい」という一種の好奇心を満たすために訪れるだけだと思う。